(あらすじ改め読み書き) 

 

 夏休み。のび太たちは暇を持て余していた。

 子供たちだけでキャンプへ行こうと計画するが、海か山かで、行先が決まらない。

 ドラえもんに相談すると、「だったら海底の山のぼりはどう?」と提案されるがのび太たちは一蹴する。曰く、「暗い」「水圧でペシャンコ」「陰気くさい」「太陽の下で遊ばなきゃ」。ドラは怒り、一同は解散する。

 あきらめきれないのび太は、両親にしずかと二人きりで二泊三日の山キャンプに行きたいと相談しかけて逃げる。その間にドラはひとりで海底散策へ出かけようとしており、のび太はドラに便乗して海底ドライブに向かう。

 本作の重要ひみつ道具、水中バギーとテキオー灯はここで登場する。

 テキオー灯はその光を人間が浴びることで、どんな極限状態でも24時間、地上と同じように生活できるようになれる。

 水中バギーは基本水中で走れるバギー。水中を浮かびながら高速移動もできる。

 ドラとのび太は水中ドライブを満喫し、ドラが保護者となることでしずか母からも旅の了承を得る。

 同日、バーミューダ諸島沖で宝を積んだ沈没船が発見されたとのニュースが報じられる。映像から見るに本編プロローグの沈没船である。同じニュースを見たジャイアンは金に目がくらみドラに海底へ連れて行ってもらおうとする。が、居合わせたスネ夫から制止される。「とっくに引き上げ作業が始まっている。いまから行ってもムダ」

 ジャイアンは納得し、海はあきらめ山キャンプに行く計画をスネ夫と練るのだった。