集英社のサイト、ジャンププラスで『ワールドトリガー』が84話まで公開されています(R4.9.10現在)。わたしがワートリを読み始めたのがこのあたりからで、某所の待合室でくたびれたジャンプを手に取り読んでいたところ、メガネの少年がマスコミからつるし上げを食っているというジャンプにあるまじき展開だったので目を引きました。根付さんが驚愕していたのが印象的で、当時わたしは思いました。

「え。これ面白いの?」と。

 先を読みたいほどには気にならなかったので日曜日の午前中にアニメが始まるまでは関心がありませんでした。アニメ序盤のイルガーが街を襲い、木虎が苦戦しまくる展開で心を鷲掴みにされ一気にファンになりました。

 

(後日、ワートリ公式ファンブックであるBBFを読み、巻末掲載の読み切り作を見ました。読後の感想として修の衆人環視でのつるし上げを思い出し、つるし上げる以上は吊るした後の責任は吊るした側が持つ。安心して吊るされてくれ……という根付さんの声が聞こえてきました(嘘)。昔に読んだ赤マルジャンプの掲載作品のようで、読んでいて少しだけスリリングな感じを受けましたね。子供のころはかぶりつきで作品に当たるだけだったのに、世間に擦れて擦れて擦れまくると面白いけど生き残れるかな、とか読者として心の底から本当にどうでもいいことを考えてしまいます。面白ければどうでもいい。強ければ(略)。結果さえでれば(略)。いいわけないだろってことで、詭弁正論ごまかしすっとぼけと根付さんは作品上で過労死しないでくださいね・・・)

 

 

(? 本誌本編とTVアニメの掲載放映時期が果たして記憶と合っているか。ジャンプも発行後いつのものか不明だし。そもそも「いつ」読んだかすぐには思い出せない)

(まあいいか)

 

 ここでワートリ最新刊の木虎を思い出し、東から「想定外の事態でも対処できる柔軟性をランク戦三つ巴形式は促していると思う(意訳)」……「木虎ほど実戦経験がある隊員なら初手合わせで面食らう相手がいなかったか?(言ってない)」……「歯が立たない場合、仲間に頼るだろう? 窮地に助けを求める相手には相性があるから普段から考えておくといいんじゃないかな(三雲と空閑とか)」

 

 そしてワートリアニメ一期で出番を終えたレプリカ先生を思い出し、ここ数週間悩んでいた方向性に決着がつきました。お話を考えるうえで、どうしようもなく高い壁、端倪すべからざる人物ってどんなキャラなんだとへろへろと考えていたのですがレプリカ先生の声を聴いていると、あ。そんなことはどうでもよかったと思いなおし、畏敬すべからざる、同僚に近い人物で到底敵わない男でよかったんだと、洗濯機を操作していて思いました。